人にどう思われるか気にしない
人にどう思われるか気にして行動するととても不自由を強いられます。
人に否定されたら嫌だから本心にはないことをしたり、言ったりする。
そんな風に考えながら行動する・・・
なるほど、確かに・・・否定されたら嫌な気持ちにはなりますね・・・
しかし、その”自分が嫌な気持ちになっている”こと以外に実は被害はなかったりします。
例を出して考えましょう。
(良かったら動画でわかりやすく説明しています。)https://youtu.be/x7gA6h3g1BU
職場でA(部下)さんとB(上司)さんがいるシーンを考えてください。
AさんはXという問題に取り組みBさんに報告するとします。
よくある話ですよね?
XがちゃんとできていればそれをBさんに
「作業終わりました、確認お願いします」
と堂々と報告します。
しかし、Xが1/10しか達成できなかった場合、
Aさんは「1/10しか終わりませんでした。すみません」
と言わなければならないはずが、
Bさんが怖くて有名、もしくはAさんの昇進の決定権を持っているなどの場合
「10/10までは終わりませんでしたが8/10までは終わりました」
のように、水増しして報告したりします。
なぜなら、Bさんに悪い報告をして、怒られたり、否定されたくないからです。
どうでしょう?これもよくある話ではないでしょうか?
仮にBさんがその報告を信じた場合、何が残るかというと
問題Xが9/10片付いていないという事実です。
そして、問題Xが解決しないまま、
問題Yが提示されます。
往々にして問題Yは問題Xを解決しないと取り組めない問題だったりします。
結果何が起こるかというと、会社としてXもYも問題が解決しないまま
時間だけが経過していることになります。
これも往々にしてほったらかしにしていた問題Xはより大きな問題X’になっていたりします。
当然Bさんにも怒られることになるでしょう。
会社としての生産性はほぼゼロです。
しかし、このときAさんがBさんに”どう思われるか気にしない”ということができていたら、
どうでしょう?
イメージしてみます。
Aさんが「すみません。Xは1/10しか終わりませんでした。」
Bさんは
「馬鹿野郎!!お前能無しか?何年この仕事やっているんだ!!
会社向かないよ!!辞めちまえ!!」
など、いくら何でも言いすぎな言葉を言ってきたとします。
もちろん、そのことは残念なことだと思います。
しかし、問題Xが1/10しか終わっていない事実はBさんに伝わり、
Yの仕事に取り組むこともないだろうし、
Xについての再教育が行われることになり、
Xはなんとか、解決に向かうことになるでしょう。
あるいはこれも残念なことにAさんは担当から外され降格し、
CさんがXの仕事をこなすのかもしれません。
ではもう一度話を整理して、
AさんがBさんに”どう思われるか気にした”場合は
Xという問題が終わらず会社の損失となる、という被害がある。
しかし、Bさんに”どう思われるか気にしない”場合は
Aさんが嫌な思いをするという以外に大した被害はないのではないでしょうか?
「いやいや、降格になったら被害でしょ?」
と思うかもしれませんが、それは本当に被害でしょうか?
Aさんが一生懸命に全力でやって期限内に1/10しか到達しない仕事は、
Aさんがやるべきではなかったのではないですか?
降格させるのは可哀想(被害)だからやり続けさせるのは、
それこそ可哀想(被害)なのではないでしょうか?
降格も確実に行われるかどうかもわかりません、
いずれにしても、本当の完成度を伝えるだけで被害は最小限になるのでは
ないでしょうか?
ここまで聞いていかがでしょう?
あなたはこんな風に思いませんか?
『・・・なるほど、確かに”相手にどう思われるか気にせず生きられたら”
それは、多くの問題は解決しますね・・・
正しい、正に正論ですね・・・
でもね、”相手にどう思われるか気にせず生きる”なんてできないんですよ!!
ええ、ええ、そりゃあなたの言う通り、多くの問題は解決しますよ!!
でも、それ、”相手にどう思われるか気になる”
から辛いんですよ!!
さっきのAさんだって、好きで虚偽の報告をしたわけじゃないんだ!!
Bさんに否定されて怒られるから嘘つくしかなかったんだよ!!
むしろBさんが悪くて、言葉を選んで注意すればいいんですよ!!』
そんな感じで反論したくなりませんか?
私は正にこう思っていました。
しかし、今はそうは思いません。
では、どうすれば、
相手にどう思われるか気にならないのか・・・
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