ネガティビティ・バイアス(ネガティビティ効果)と言われ、
脳はネガティブな記憶ほど強く留めると言われています。
嫌な出来事がある
↓
ストレスホルモンのコルチゾールが
脳の”扁桃体”に刺激を与えます。
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コルチゾールは更に脳の”海馬”を刺激します。
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海馬は本来、扁桃体の刺激を鎮める働きをするのですが、
コルチゾールの刺激が強いと働きが弱まります。
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そうなるとストレスホルモン(コルチゾール)が
暴走し、悪い記憶を引き起こします。
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これにより悪い記憶が良い記憶よりも
鮮明になる
と言われています。
諸説あるのでしょうが・・・
要は本能のようなものらしいです。
そんな本能、何かの役に立つかというと、
人間が危険を回避するためです。
例を出すと、
原始時代、人間は種族を維持するため、
悪い出来事への警戒を最優先にしました。
木の実を食べて、美味しいかどうかの記憶より、
あの木の実を食べたら、仲間が死んだ!!
という記憶を優先に残さなければ生き残れないからです。
あの木の実を食べたら、死ぬ、
類似した木の実も食べてはダメ、死ぬ
あの木の近くに行ってはダメ、死ぬ
あの森に行ってはダメ、死ぬ
と脳に強くインプットしなければ、死の危険が高まるからです。
・・・
冷静に考えれば、木の実を食べたから、死んだのではないかもしれない。
あの木の近くに行ったって問題ないかもしれない。
森に行ってはダメなんて、全然論理的ではないかもしれない。
正に、ベイシック・ミステイクです。
でも原始人からしてみれば、
そりゃ、そうですでよ|д゚)
だって知識もなくて、何が起こっているかという事実は
木の実を食べたら、仲間が死んだ
というものだけなら、
それはとてつもない恐怖です。
一か八か類似した木の実を食べるなんて、
できるわけありません。
そういったことを500万年くらい前から
やってきた経験値がDNAに刻まれているのです。
物事を悪くとらえることは、本能なのです。
しかし、本能だからと言って対処できないわけではありません。
生理現象だってある程度我慢したり、コントロール可能です。
マイナスに考える
↓
これは本能だ
↓
私は今ベイシック・ミステイクに陥っている
↓
ならば冷静に対処だ
そのくらいの工夫で、あなたの心は
かなり落ち着くはずです。
自分を傷つけるのも止められます(^^♪
本能に抗って、冷静に考えることができるよう
お祈りしています。(^^♪