会社が辛い、辞めたい、行きたくない、そんなあなたは仕事が嫌い?
会社が辛くて、辞めたくて、行きたくない・・・
そう思っているあなたへの質問です・・
今やっている仕事も嫌いですか?・・
・・・
・・
今の仕事は嫌いですか・・・?
「・・え・・?・・はい・・」
「会社が辛いなら・・仕事も嫌いでしょ?・・」
「当たり前じゃないんですか?・・」
そんな風にあなたは答える・・・
私もそうでした、
今やっている仕事・・・嫌い、つまらない、価値がない・・・
寧ろ、今の会社の仕事だけでなく、
似たような仕事・・・
同じ業界も嫌いでした・・
もし、会社を辞めたら、この業界には
絶対に来ない!!二度と来ない!!
こんな業界ご免だ!!やっていられるか!!
そう心に決めていました・・・
・・・
あ、最初の質問で、
仕事は好きなんだけど・・今の会社が嫌いなんです・・・
という方は、これからの話はあまり参考にならないかもしれません・・(´・ω・`)
本当に今の仕事は嫌いですか?
あなたも、私と一緒で、今の仕事が大嫌いだから、
もし会社を辞めたら、できればこの業界で働きたくない・・・
そんな風に思っている・・・
でも、待って・・
あなたは本当に今やっている仕事が嫌いですか?・・
・・・
・・
「・・?・・だから・・嫌いって言っていますよね!!」
ええ・・先ほど聞きました・・
しかし、私にはそうは思えないのです・・
少し質問を変えて・・
あなたは、入社前から、今の仕事が嫌いでしたか?・・・
「!?・・それは・・」
「まあ・・入社前は現状を知らなかったわけで・・・」
そんな風に答える・・・
要するに、入社前は仕事が好きだった・・
少なくとも”嫌いではなかった”わけですよね・・?
私もそうでした・・
2回会社を変えましたけど・・
結局同じ業界でした・・
嫌いではなかったです・・
・・・
好きな仕事ではないが、”嫌いな仕事ではない”状態で入社した・・
しかし、今は”嫌いな仕事”になっている・・・
つまり、”ある時期”を境に、仕事が嫌いになった・・・
あなたは”仕事が嫌い”ではない、のではないか・・
私がそう考えるのは、
その”ある時期”に解決の糸口があるように思えるからです・・
では、最後の質問です・・
あなたは、今の仕事が嫌いと言っているが・・・
正確には、
その”仕事を取り巻く環境”が嫌なだけではないですか?
・・・
それは、上司からの評価であったり、会社の仕組みであったり、
お客さんからの評価であったり、部下からの評価であったり・・
そういった環境が嫌なだけで、今やっている仕事への気持ちは、
入社前と特に変わらないのではないですか?
・・・
どうでしょう?・・
何か感じるものがあれば、
この先の話もより理解が深まると思います(^^♪
私の仕事・・・
私の話になりますが、
私は現在、接客業をしています・・
学生時代のアルバイトも、概ね、接客業でした。
なので、今は接客業・・・
もっと絞って、喫茶店のウェイター、ウェイトレス、
を例に考えてみたいと思います(^^♪
実際、社員でも喫茶店を経営していましたし、
学生時代はバーテンダーもしていたので、
説明がリアルだと思います(^^♪
コーヒーの味も、臭いも好きだから、
おいしいコーヒーが作れるようになりたくて、
喫茶店のお洒落な落ち着いた雰囲気も大好きで喫茶店を始めた・・
バーでシェイカー(写真でテーブルに置いてあるやつ)をシャカシャカ振って、
カクテルをお客さんに提供できたら、超かっこいい!!
そんな理由でバーテンダーを始めた・・
どうせアルバイトをやるなら、
そんなイメージの職場がいい!!
私が接客業を一番最初に選んだきっかけは、
そんなものでした・・
慣れるまでは、練習の毎日で、大変だけど、
メキメキ能力が上がっていって、楽しかった(^^♪
そして、一人前だと認められ、
初めて経験する週末のピーク・・
営業時間中ほぼ満席・・・
店内を走り回り、注文を聞いて、
コーヒーやカクテルを作る、提供する、
また注文を聞いている内に・・
お客さんがグラスを落として割って・・
片づけに走る・・・
また作成に戻り、提供に走る・・
お客さんから・・・
「いつまで待たせるの!!遅いよ!!もう帰る!!」
店長やマスターから・・
「早く持っていけ!!何でそんなに遅いんだ!!」
厨房の料理長から・・・
「さっきのオーダー間違っているよ!!聞き直してきて!!」
そんな感じの怒号が私の周りを飛び回る・・・
映画、君の名は。に出てきたシーンで、
瀧君と入れ替わった三葉が、アルバイト先の飲食店で、
「注文と違う!!」「何やってんだ!!」
と言われてアタフタするシーンがありましたが、
正にあんな感じ・・・
この仕事向いていない・・
週末の忙しいピークを経験し、できていない自分に気が付き、
疲労と自尊心の傷つきで、心が折れる・・・
ダメだ・・・この仕事・・俺には無理だ・・
初めて接客業が嫌いになった瞬間だったと思います・・・
週末でなければ、自分の能力でお店が運営でき、
嫌いではない・・・でも、また週末が来ると思うと・・・辛い、嫌だ・・
そんな気持ちで一杯でした・・
当時の私は、接客業が嫌になりつつあるが、
かといって他に新しいアルバイトを見つけるのも面倒くさいし・・
今の仕事が、やれなくもないから、まあ続けていくか・・・
そんな感覚・・・
そのままの感覚で社会人になっても接客業を選び、
巡り巡って今の会社に入社した・・・
当然、ピークや忙しくなると、つまらない、嫌い、
という感覚が出てくる・・・
社員であれば、社員の仕事もあり、
人員不足で忙しくなり、それも、つまらない、嫌い・・
ここ最近まで、ずっとそう思って生きてきました・・
接客業最悪!!ブラック企業の巣窟!!
その時の本心は・・・
ここで、過去の私、アルバイトの鈴木君の例をまた思い出してみましょう・・
この鈴木君が言いたいことは、
週末のピークが忙しくて、仕事が思うようにできないから嫌い!!
というものでしたよね?
じゃあ、週末のピークが来なくて、忙しくなかったら、
仕事は嫌いにならなかったのでしょうか?
過去の私に問いかけると・・
「まあ、ピークが来なければ・・・ってか、ピークに関わらず、
イレギュラー全般が絶対に来なければ・・・でも、そんな事
あり得ないじゃないですか?・・・」
そう言っています・・・
・・・
ふむふむ・・・
では、次の質問・・・
週末のピークが来たとして・・
めちゃくちゃ大変な状況になっても・・・
お客さんが、
「忙しいのに大変だね?慌てなくていいよ?」
「私は急いでいないからね、ゆっくりでいいよ・・」
店長やマスターが、
「鈴木君、独り立ちしたばかりなのに凄いね!!」
「私も仲間の戦力が増えた気持ちで嬉しいよ!!」
厨房の料理長が、
「忙しいと聞き間違えもあるからね、次から気をつけよう!!」
「ドンマイドンマイ!!俺が今すぐ作ってフォローするから!!」
と言っていたらどうですか?
それでも、その時の仕事が嫌いになりましたか?
そう当時の私、鈴木君に聞くと・・
「・・・それは・・・もしそうなら・・・」
「そりゃ、嫌いにならないかもね!!でも現実はそんなこと起こりっこない!!」
「こっち(自分)が失敗したんだから、そんな優しい言葉をかけてくれるわけないだろ!!」
「あんた、素人か!!現実はそんなに甘くないだろ!!」
そんな風に猛反発している姿が浮かびますね(^^♪
実際、タイムマシンで過去に戻れて、聞いてみても
恐らく類似した事を言ってくると思います・・・
それでは鈴木君に最後の質問です・・・
お客さんや、店長や、料理長が・・・
鈴木君を決して否定しないなら、仕事は嫌いにならなかった・・・
要は、鈴木君はその仕事が嫌いなのではなくて、
ただ単に、周りのみんなに否定されたくなかったのですか?
!?・・・・
・・・
・・・
そうなんです!!
私は仕事を通じて、
周りの人に否定されたくなったのです!!
誰かに褒めてもらったり、
認めてもらいたかったのです!!
何を認めてもらいたかったのか?
仕事だけでなく、
私の存在を!!
この場にいる意味を!! →より詳しくはこちら!!
その存在を否定されたから嫌だったんですね?
そうです!!
仕事そのものが嫌だったわけではないのです!!
仕事を通じて自分が認められたいだけだったのです!!
仕事はその為のツールでしかなかったのです!!
そうか、私は接客業が嫌いじゃないんだ!!
寧ろ、好きだったから今までやってこれたんだ!!
接客業・・・ゴメン・・・
否定しちゃってて・・ゴメン・・・
あなたの場合は・・・
私の過去の事例でしたが、
いかがでしょうか?・・・
私は冒頭で、
あなたは仕事が嫌いなのではなくて、
仕事を取り巻く環境が嫌なのではないか?
と言いましたが、
あなたの場合はどうでしょう?・・
仕事そのものが嫌いなのか・・・?
それとも仕事で自分を認めてもらえない事が嫌いなのか・・・?
最初の考えとは少し変わってきていませんか?
会社が辛い、辞めたい、行きたくない・・・
そんなあなたが、今の仕事まで否定せず、
少しでも気持ちが楽になれるよう、
お祈りしています(^^♪