仕事で認められない | 解決方法
仕事で認められない気持ちを解決する方法
仕事で頑張ったのに、会社や上司からの評価は低く、落ち込んでしまう・・・
似たような経験は誰しも持っているのではないでしょうか?
解決策はずばり、他人からの評価は自分自身を映す鏡だと思うことです。
今日は、認められない時の落ち込んだ気持ちを改善する方法をお話ししたいと思います。(^_-)-☆
仕事で認められない状況
先日、私の同僚でもあり、友人の方から相談がありました。
「鈴木さん・・・相手からの評価や、認められたいって気持ちは持たない方が、心理学的にはいいって言っていますが、私は、やっぱり、認められないとショックですよ・・・相手からの評価は気にしないようにしていましたが、どうしても気になっちゃいます・・・」
評価を気にしないようにしていたが、気にしないことは難しい、といった内容で相談が始まりました。
友人の悩みを要約すると、先日会社からボーナス査定にも影響がある、評価シートというものが、上長から渡された。評価内容を見た時、C評価(仮)だったことに、心の中で”自分ではかなり頑張った、思ったよりいいではないか!!”と一喜一憂した。しかし、上長からは、「あなたの立場ならB評価ももらえるハズです。こんな評価に甘んじてはいけない」と告げられて、ショックを受け泣き出しそうになった。
結局上長からは認めてもらえなかった、という内容でした。
友人は更に、「私は認めらえることが、たとえ良くないとしても、それで自分自身のやる気に繋がるのなら、別に問題はないじゃないですか?」
と続けます。
私も、ブログでは、相手の評価を気にしなければ問題なんかありません。とよくコメントしていましたが、実際は、相手の評価を全く気にしないことは不可能であることはわかります。なので、友人の主張は、私自身の内なる主張を具現化したようなものでした。
皆さんには、私の友人の結論はどう映ったでしょうか?
これから、一緒に考えていってみましょう(^^♪
認められない気持ちを細分化
周囲に評価されない時の気持ちを細分化してみました。
大きく別けて下記の2つの状態が同時に存在していると思います。
①、自分の中では出来ていると感じている。少なくとも自分なりには良くやったと評価している。
②、周り(会社や上司)は出来ていないと言っている。少なくとも自分の下した評価よりは低い評価をしている。
つまり、自分は出来たと思っているのに、周りが出来ていないと言う、この状態を、認められない気持ちと表していることになります。
自分も周りも、出来ているという評価なら、認められないとは思わないし、両方とも出来ていないと思っているなら、これもまた認められないとは思わない、わけですね。(自分が出来ていないと思い、周りが出来ていると評価した場合も同様)
なので、コントロールできない②が悩みの原因になります。
もう少し言うと、②をどう捉えるかが、悩むか悩まないかのポイントになります。
↑↑(この①と②は存在価値と評価価値とも言い変えれると思います。詳しくはこちらをクリック)
解決方法
悩まない為には、②の状況を、自分の成長を確認する鏡だと理解することです。
人は全て例外なく”成長したいと思っている生き物だ”と言われています。
生物学的には、未熟で生まれたが為に成長を続けなければ生きていけない、と本能的に感じているとも言われています。
なので、自分が成長することが目的であれば、①の自分自身への評価だけでよいはずなのです。
しかし、ここで疑問が生じます。
何を持ってして、自分は成長したと感じるか?です。
長距離走の選手で、”自分のタイムを更新する”という成長を目標にし、一人で独走しているシーンを想像してください。
今までの自分に勝つ、成長するには、指標がいると思います。
例えば、タイムですね。どの位のペースやスピードで走っているか、自分の以前のタイムはどの位だったのか?わからなければ、頑張りようがありませんよね。
タイムを自分で見れない、把握できない時は、コーチのような方が自転車で並走して、教えてくれますよね。
簡単に整理すると、この長距離走のような状況、コーチの指示を私は、”自分の成長を確認する鏡”だと表現しています。
認められないことに落ち込んでしまう、ショックを受けてしまうとは、
長距離走で言うなれば、自分でタイムを更新できると思いながら走っている時、コーチから「ペース落ちているからペース上げて」と言われて、
「こっちだって必死なんだよ!!」「じゃあお前代わりにやってみろ!!」みたいな気持ちになることだと思います。
更に良くない状態は、「辛さがわからないなら、ランナー辞める!!や、コーチが悪いから替えてくれ!!」みたいな状態です。
つまり、②の相手からの評価を受けて、①まで否定してしまうことです。
悩みを解決する考え方としては、
「そうか、自分ではかなり早いペースだと思っていたけど、いつの間にか遅くなっていたんだ、よし、ペースを修正しよう!!」と①を受容しつつ②も受け入れる形です。
友人の例で言うと、「私は結構出来たと思ったが、そうか、会社やこの上司が求めているのは、もう少し上の成果か・・・よし、更なる成長の為に、どうすればよいか考えよう・・・」という考え方です。
言い方を変えれば、「自分の成長の為に、周囲からの見え方を参考にしよう」という感覚です。
どうしても、周囲の見え方が気に入らなければ、参考にしなければいいだけの話になります。
長距離走での例で言えば、絶対に自分のペースに自信があるなら、コーチの指示を無視したっていいわけです。
友人の例で言えば、自分の評価がBだろうとCだとうと上長が困るわけではないから、聞き流したっていいわけですね。
質問の答え
最後にもう一度伝えると、ポイントは”他者評価は成長を確認する鏡”だという事です。
参考資料なのだ、として認識するだけで、悩みは無くなります。
逆に、”他者評価は自分の価値全てを決定するものだ”とするなら、残念ながら悩みは無くなりません。
最初の友人の疑問である、認められたい気持ちはダメなのか?という質問に答えるのであれば、
”評価を、成長を確認する鏡や、指標、参考資料として受け止め、自分を認めたい”、という意味ではダメではないと、私は思います。